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バドヴァ旅行記(4) - 散策二日目:聖アントニオ聖堂~散策

現地三日目、日曜日です。前日に購入した服と靴を身に着けて、有名な聖アントニオ聖堂に向かいます。

路面電車を待っていると、紳士風のおじいさんに突然、"Quanto tempo ci arriva?"(「あと何分で来る?」)と話しかけられ、あと何分かって聞かれたんだよな…?何分だったっけ…。と若干まごついていると、「ごめん、いいよいいよ。」と肩を叩かれました。こんな経験は生まれて初めてでした。異世界です。

到着。ドームがついた教会なんて初めて見ました。
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アントニオという人は、リスボン(ポルトガル)で生まれたフランシスコ会の修道士で、1231年に亡くなり、その翌年に聖人とされ、同時に記念してこの聖堂の建設が開始されたそうです。その後、何度か立て替えたり拡張したりするうちに、この特徴的な形になったとのこと。
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着いたのは9時40分くらいだったと思います。9:00のミサの終わりがけで、しばらく後ろで立って見学し、10:00から与ることにしました。当然全部イタリア語なので、言っていることの半分も分かりません。とはいえ、進行は自分が知っているのとほぼ同じだったので、全体的に既視感はありました。

中は撮影禁止だったので前回紹介したガイドブックから。(p.36)
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日本のカトリック教会では、「平和の挨拶」を「主の平和」と言いながら合掌とお辞儀で交わしますが、イタリアでは何も言わずに笑顔で握手を交わしていました。ビジネスの場でも名刺交換じゃなくて握手から始めるそうですし、ここは文化的な差異が出ているところかもしれません。
立って見学していたときに、自分の右前にいた(一番後ろで参列していた)アフリカ系の若いお兄さんに、突然握手をされて驚きました。アフリカ系の人と握手したのは初めてかもしれない。10:00からのミサでは、家族連れの夫婦とおばあさんと握手をしました。こうやって世界中の人々が握手できれば本当に平和になるのでは。

閉祭のあと、入って左前にあった棺のところに行きました。棺に手を触れながら涙を流している人もいて、重い空気が漂っていました。それだけ強く慕われている聖人だということでしょう。まあ自分にも敢えてここまで訪れる理由が無かったわけでもないんですが。

同ガイドブック(p.40)
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その後お土産屋を少し見て、市内の散策に向かいます。(しかし、実は聖堂内に博物館があったことを後から知り、後日また戻ってくることになります。)日曜日だし、観光よりは地元の人と一緒にのんびりできればなと。

Prato della Valleでは骨董市(月一回らしい?)が開かれていました。一周して特に欲しいと思うものはありませんでしたが、レ・ミゼラブルに出てきそうな雑貨や、こんなの誰が買うんだ!って突っ込みたくなるようなものも色々と出品されていて、見ていて飽きない市でした。奥に見えるのは聖ジュスティーナ聖堂というまた違った聖堂です。
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はずれまで行くと、かつて使われていた関所?の跡がありました。1517年にベネチア共和国によって建てられたものだそうです。
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すぐ近くに塀の跡?がありました。愛知県図書館の近くの外堀通のあたりもこんな雰囲気な気がします。
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cf. この辺↓
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路面電車に乗っているとき、"Permesso! Permesso!"(「許可」の意味です)という声が聞こえてきたのですが、自分に対して言っていると気づかず、おばあさんに肩を叩かれてようやく気付きました。

他の場面も含めて結構困ったのが、日本語のコミュニケーションだと、適切な言い方と仕草で「すみません。」と言えばだいたい済むところが、イタリア語では(英語でも)状況に応じて適切な表現を使わないといけないということです。

話しかけるときや人を呼ぶときは"(Mi) scusi."で、通してほしければ"Permesso!"とか"Scsate."とかって言い方があり、お礼を言うなら"Grazie."とか"Le ringrazio."だし、謝るなら"Mi dispiace."だし、期待に沿えなければ"Mi dispiace."とか"Sfortunatamente, ..."があります。旅行中、今の状況ではどれを使えばいいんだ?と結構悩みました。"Scusi/Scusate."なのか、"Mi dispiace."なのかは特に。
日本語なら、全部「すみませーん!」「すみませーん。。」「す~みませ~ん。」「すみません…。」「すみません、…」で何とかなります。言外のニュアンスの表現があるからこそこれで済んでいるのかもしれません。ノンバーバルコミュニケーションというやつです。

あと「大丈夫です。」も便利ですね。"Si."(はい)か"Ok."(OK)か"Va bene."(問題ない、良さげ)なのかも迷いました。とりあえず肯定ってことが伝われば問題ないのでこっちは適当に言っていました。

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軽食屋さんのメニューの掲示を見ていると、「やあ!」と主人っぽい人に話しかけられました。もう少し歩き回りたかったので、「何時に閉店ですか。」と尋ねると、"Sempre aperto!"(「いつでも開いてるよ!」)と陽気な声で返答が。「18:30くらいでも…?」と聞くと、また"Sempre aperto!"と。今回の旅行で出会った中で一番人柄の良い人と言っていいかもしれません。(でもほとんどが同率一位かもってくらい、話しやすい人が多かったです。)
また後で来ると言って、散策を続けます。

途中でジェラートを食べました。写真はとってないですが、ヨーグルトとイチゴの二つを選んだと思います。結構合いました。

用水路みたいな小川みたいな。太陽が背景にあるときはフィルターが必要だということを学びました。現像じゃごまかしきれません。
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通りの一つ一つに名前がついています。住所も通りと番号で表していました。
できるだけGoogleマップを使わないというルールで散策していたのですが、迷わないコツは、今どこの通りを歩いているのか、次にどの通りを見るはずなのかを意識することです。
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聖堂まで戻ってきました。
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この写真は少し気に入っています。
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その後、先ほどの軽食屋へ戻りました。店の前でメニューを見ていると、"Buon tornato!"(「よく戻ってきたね!」)と声をかけてくださいました。

ここではリゾット、白ワイン、ティラミス、コーヒーを頂きました。といってもメニューで注文したのではなくて、「次は~はいかがでしょうか。」と話しながら決めていくスタイルです。こういう注文の仕方は新鮮でした。
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このサイズは正直ちょっとくどかった。でもおいしかったです。
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食事の合間に、「イタリア語の勉強でここにきたの?」とか「おいしかった?」とか少し話をしました。話すのがすごく好きなんでしょう。(自分もですが)
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自分ひとりの夕食に2500円ちょっとって日本にいたらそうそうないですが、まあとても美味しかったのでよしとします。白ワインも美味しかったです。

スーパーでサラダを買って帰りました。2.99ユーロ(400円弱)です。あと、飛行機でもらった歯磨き粉が切れそうだったので、歯磨き粉も買いました。日本で見たことのある製品は見当たりませんでした。
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この日は18,367歩歩きました。
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Author:JDB Luigi
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