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バドヴァ旅行記(5) - 散策三日目:朝市~ベネチア

現地四日目、せっかくならお土産屋で買ったポストカードを国際郵便で送ろうと思い、少し調べたところ、"tabaccheria"(タバコ屋さん)で切手を買えるということが分かりました。郵便局では切手単品では売っておらず、窓口からの発送になるそうです。
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一枚2.2ユーロ、日本円にして250円くらいでした。

ポストです。市内宛ては左側、それ以外は右側に投函します。
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"Palazzo della Ragione"(ラジョーネ宮)の前で朝市をやっているとの情報を目にしたので、朝市を見に行くことにしました。
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右側に見えるのがラジョーネ宮です。Padova Cardを持っていれば入場料負担なしで見学できるのですが、あいにく月曜は休みとのこと。

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色々と見て回っていると、見たことない野菜のような果物のようなものを見つけました。「これは何ですか。」「それはトマトだよ。」「え、トマト?こんなトマトは見たことがないです。」「加熱せずに食べれますか。」「サラダで?」「うん。」「一つください。」という、英会話練習のロールプレイングにありそうな会話の後(もちろんイタリア語でですよ!)、謎のトマトを手に入れました。
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それから、別の店で見覚えのある果物が量り売りされていたので、それも500g分買ってみました。
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"IL MANDERINO"(検索では"IL MANDARINO"に直されます)と書いてあります。「中国オレンジ」みたいなニュアンスなんですかね。ちなみに、みかんの世界最大の産地は中国浙江省だそうです。

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それから、近くのお菓子屋さんでお土産を入手しました。「友人向けに贈り物を買いたいんですが…地域のビスケットか何か。」「これがいいですよ。」「何か日持ちするもので…」「これは日持ちしますよ。」とのやりとりの後、文字通りの「お土産」を入手することができました。
帰国後に実際に渡すと色々聞かれたので、名前とか製法とか歴史とかもう少しちゃんと聞いておけばよかったと少し後悔しています…。今後の課題ということで。
日本でお土産っていうと、“ザ・お土産”って感じのパッケージングの商品が駅前にもホテルにも観光地にも置いてあって、それを買っていくことが少なくないですが、こういうお土産の買い方もいいなと思いました。

次に、ラジョーネ宮の近くにある、"Caffè Pedrocchi"(カフェ・ペドロッキ)というところへ行ってみました。1799年に、アントニオ・ペドロッキさんが父親から受け継いだカフェから始まったそうです。ここでの名物は、名前そのまま「カフェ・ペドロッキ」だそうで、さっそく注文してみました。

建物
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これが「カフェ・ペドロッキ」です。これがコーヒーとは信じられないような味で、飲んでいてにやけてしまいました。少量のコーヒーにクリームとココアとミントをのせたみたいな。説明が難しいので気になる人は飲みに行ってください…。
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そして、あのガリレイ・ガリレイが教鞭をとった、パドヴァ大学へ向かいます。この建物は"Palazzo Bo"といい、大学の施設になったのは1493年からですが(ちなみにパドヴァ大学の設立は1222年だそうです)、歴史は14世紀から続くそうです。

大学でとった“科学思想史2”の講義ノートによれば、ガリレオはピサでオステリオ・リッチ(宮廷数学者)と、リッチの師であるニックロ・タルターリア(ユークリッドやアルキメデスの本をイタリア語に訳した人)に学び、1589年から教壇に立つようになります。その後、1592年にパドヴァ大学の数学教授になります。当時の名言に「研究テーマは生産現場にある。」があり、実際に現場に赴いて、戦闘で使う船においてオールの理想的な位置はどこなのか、なんていう研究もしていたそうです。力学研究、自由落下の問題や天体観測に取り組んだのはそのあとで、1610年に出版された『星界の報告』は、パドヴァで行った天体観測に基づくものだそうです。そこには、月にも地球と同様に山や谷があることや、天の川が無数の星の集合であること、金星にも満ち欠けがあるといった観測結果が記されました。1610年にパドヴァからフィレンツェに移るときには、論敵であったクレモニーにでさえ、「何かが起こる。」「自由なパドヴァを出ていかないほうがいい。」などと心配され、案の定、宗教裁判に…
…これくらいにしておきます。
ただ、ガリレオは初めから教会と対立していたのではなく、(むしろ教皇とは友人同士だったそうです)、途中から対立するようになったという点は要注意です。関心のある方は科学思想史の本を何か読むといいと思います。

中へ入ると、ウィンタースクールの教室を案内されかけました。自分の大学でもパドヴァ大学への留学は受け付けていたので、もしかしたら探せば見つかったかもしれません。

学部ごとの案内表示です。
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壁に貼り紙一つない。というよりは、こんなところに何かを貼るのは恐れ多いですね。
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建物はここ以外にもいくつかあり、在籍する学生数は6万人以上だそうです。予想の数十倍でした。
お土産屋にはガリレイ・ガリレイのグッズが数多く並んでいました。

自分用にガリレオの自由帳を買っておきました。(使わない気しかしない…。)
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「人生においては科学的な方法が必要である。」のようなことが書いてあります。
(少し調べたところ、たぶん、グレゴリウス17世の、"Sommate tutte queste istanze, cosa ci dicono? Nella vita ci vuole un metodo, ecco la risposta."「これらの例すべてを踏まえて、どんなことが言えるだろうか。“人生においてはある方法(秩序・原理)が必要である”、これが答えだ。」のパロディー的なものだと思います。)

大学の植物園も見に行こうと思いましたが、まさかの休館日。翌日に回し、昼食を食べに行くことにしました。
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昼食はラザニアです。食べるの初めてかもしれない。
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観光客用のを用意してくれました。
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万年筆を買おうと思い、道端の文房具も売ってそうな本屋に立ち寄ったのですが、万年筆は置いていないとのこと。でも、店員さんが、「どこにあるか教えようか?ここをずーっとまっすぐ行って、50mくらい歩いたら、右側を見てごらん。そこにブッフェッティっていう店があるよ。」みたいに、ものすごく丁寧に道案内をしてくれました。これもまた英語の教科書のロールプレイングに出てきそうな会話ですね。(全部聞き取れたのは感動ものです。もちろんイタリア語で!)
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ここの店員さんもまたすごく親切で、「万年筆("una penna stilografica")が欲しいです。」というと、「贈り物?自分用?」「詰め替えできるやつ?」「まずこれはどう?詰め替えはできないけど小さい。」「詰め替えできるやつならこれもある。あとこれも。色違いのもあるよ、ほら。」「短いやつと、長いやつがあるけど、どっちがいい?」「金属製のやつもあるよ。これとか、これとか。」と、次々に商品を見せてくれました。(説明量が多すぎて半分も理解してませんでしたが…。)その中で、「これは自分好みです。」とか「こういうのがいいです。」とか「黒インクは使えますか。」とか言っているうちに、買う商品が決まりました。ハリーポッターの最初の話で、杖を買うシーンがありますが、まさにあんな感じです。

NHKのイタリア語の番組で、店で商品を見ながら"Mi piace questo."(「私はこれが好きです。」)とお互いに言い合っているシーンがあって、そんな会話現実にはしないだろ!と思いながら見ていたのですが、店員さんと会話しながら買い物をするときは、とても便利な表現だということが分かりました。自分好みの商品にたどり着きたかったら、「これは好きです。」「これはあんまりです。」って言って絞り込むのが一番近道ですからね。

この後、ガリレオ・ガリレイが住んでいたという家を見に行きましたが。が、今は住人がいる普通の家だったので、写真は撮りませんでした。

さて、ラジョーネ宮も植物園も休館中となると、夜まで数時間暇になります。せっかくベネチアの近くまできたので、ベネチア本島を少し見てみることにしました。

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"Piazza San Marco"(「サンマルコ広場」)
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路地裏っぽいところ。
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有名な"Canal Grande"です。ちなみに"grande"(大きな)を"uomo"(人)と組み合わせるときは、形容詞を前に置いた"un grand'uomo"は「優れた人」になって、後ろに置いた"un uomo grande"は「大きな人」になるそうです。謎。
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こういう街もあるんだな、と。というより、よく作ったなと思いますね。
有名な観光地でも、ちゃんと下調べしないとあんまり面白くないということも一つの学びでした。

この日の歩数は36,424歩です。ベネチアの駅から広場まで歩いて往復したのが結構大きかったかもしれません。
(水上タクシーとかゴンドラを使うこともできたのですが、浪費しそうだったので&スリとか怖かったので、ホテルに財布を置いてから、交通費だけ持ってベネチアへ向かったのでした。)
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明日は、この日に訪問できなかった場所に再チャレンジします。

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JDB Luigi

Author:JDB Luigi
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また、バグ・アドバイス等もしあればよろしくお願いします。