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バドヴァ旅行記(7) - 最終日

最終日です。エッセイで紹介されていてちょっと興味があったので、カフェ・ペドロッキで"Marocchino"を頼んでみました。
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昼食はスパゲッティにしました。ナイフとフォークであさりを食べるのは意外と簡単でした。
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少し歩き回って、その後空港へ向かいました。街を去るところで写真を一枚撮りたかったところですが、まあまたいつか行ったときに撮ることにしましょう。

今回の旅行、実は初めての一人旅で、海外に行くのも初めてだったので、新発見や新鮮な体験が数多くありました。一言で感想を言うと、「世の中にはこういう世界もあるんだな。」という感じです。
最初の記事で紹介した「ミッション」は、全て達成することができました。それに加え、当初の予定には無かったことも色々とできました。
連載最後の記事なので、思ったところをもう少し書いておきます。

(1). あいさつするのも悪くない
どこかの店や施設に入ったときでも、売店で会計をするときでも、必ず"Buon Giorno!"(または"Ciao!")のあいさつから始まり、"Grazie!"や同様のあいさつで終わる、というコミュニケーションがありました。一見不愛想な様子の店員さんでさえ、あいさつはやはりしていました。
日本のコンビニやスーパーで買い物をしているときは、必要なコミュニケーションしかとらないことが(少なくとも自分は)多く、無言のまま会計を済ませることも少なくないですが、こうやってあいさつをするのも少し気分が明るくなっていいなと思いました。かといって、帰国後何か変わったかというと、そうでもない…。「すみません」や「大丈夫です」みたいな、曖昧なコミュニケーションが標準になっているのも影響しているのかもしれません。

(2). 「便利」さの意味
旅行中お世話になった店の中で、買い物袋を用意していたお店は少数派でした。本屋と服屋、靴屋と教会のお土産屋だけです。植物園のお土産屋では、できれば袋が欲しいとお願いしたところ、薄い紙で梱包してもらえただけでした。(それでもありがたかったですが。)
それから、色々な店で食事をしたときに、ビニール袋に入ったウェットティッシュを提供してくれた店は一つもありませんでした。一つもです。
あとは、お店が12:00-15:00と18:00-20:00みたいに一部の時間しかあいていなくて困ったこともありました。スーパーも20:00には閉まってしまうところがいくつもありました。見た中で閉店時間が遅かったのは、駅の売店の22時までという表示でした。
それでも、すごく困るかというと、慣れればそんなに困らなさそうだなと。袋はマイバッグがあればいいし、ウェットティッシュは使いたい人はカバンに持ち運び用のを一つ入れておけばいいし、開店時間もそれに合わせて生活するのは難しいことではありません。
日本に住んでいる感覚で言えばどれも不便なのですが、便利さを実現するのにも、それなりの、というより、かなりの労力がかかります。その分、生産流通消費が増え、GDPをかさ上げすることはできるのかもしれませんが、本当にそこまでする必要はあるのかな、と疑問に思いました。もちろん、そうやって大量生産大量消費をしているからこそ、それだけ余剰が生み出され、車やらコンピュータやらスマートフォンやらという買い物ができるようになるわけですが、それにどれだけの価値があるのかなと。

(3). 海外旅行客への配慮
最近は、海外旅行客に配慮して、あれをしようこれをしよう、というニュースもよく聞くようになりました。少し前に、京都のお寺かどこかが、海外観光客の苦情を受けて、通路の砂利?になっている部分を舗装するかもしれないということで物議を醸していましたが、今回海外に行って、ある程度の良い体験(UX的な)をしてもらうためには、それなりの配慮が必要だということが分かりました。通信環境が整っているとか、看板が分かりやすいとか、困ったときに聞ける人がいるとか、そういうのは大事です。

(4). 外国語を学ぶ
外国に行って外国語をしゃべる経験もこれが初めてでした。英語は色々学んでいるうちにいつの間にかある程度は話せるようになっていましたが(ちなみに英語では家電屋で留学生に接客してスマートフォンを一台売ったときが一番長い会話です)、イタリア語を学んでいて、外国語を学ぶとはどういうことなのか、かなり考えさせられました。以前、英会話学習サービスの開発に携わっていて色々考えたことも思い出しました。
結局は、相手に対して、自分の意図を伝えたいとか、相手が言っていることを理解したいとか、っていうところが会話の目的であり、最も重要な点になるわけですが、どれだけ日本語に対応する表現を覚えたとしても、それは言いたいときに言いたいことが出てくるか、ということとは全く話が違うわけです。それなりに単語を学んで、簡単なエッセイなら読めるくらいにはなっていましたが、それと実際に目の前の相手と会話をするというのは、(当然ながら、)全然違うなと。到着初日に至っては、緊張したり自信がなかったり忘れたり分からなかったりで、単語を発するだけで精一杯でした。現地二日目、三日目と少しずつ文で話せるようになっていきましたが、それでも分からない顔をされると不安になりますし、何とかして理解してあげよう、という姿勢はとてもありがたかったです。
英会話を学ぶということについても、こういう場面ではこういう話が多いとか、文を学ぶ以前に単語だけで会話を成立させることはできるのかとか、知らない単語を知ってる単語だけでどうやって説明するのかとか、文脈から単語の意味を推測できるかとか、そういう練習も必要なんだろうな、と思います。

(5). クレジットカード
以前記事でも紹介しましたが、クレジットカードが思っていた以上に普及していました。それと、日本のクレジットカードには搭載されていない、非接触決済の機能が普及していました。(お店でカードを出すと端末にかざされて、「その機能対応してないんですよ…」みたいな会話を2回はしました。)
日本はキャッシュレス決済が普及したというよりは、決済サービスは増えたけど普及したのかはよくわからない、みたいな感じがします。使えるところで使えるものが増えて、使えないところでは使えないままなイメージです。どこぞのインフルエンサーに「まだ現金決済で消耗してるの??」とか言われてもおかしくないですね。
決済に関しては日本よりも体験は良かったです。

(6). 旅をすること
家族や友人との旅で、計画に関わることはほとんどありませんでしたが、旅の計画をするのは結構大変だということが分かりました。計画があるからこそ面白くなる部分もあるということもわかりました。(ベネチアを3時間くらい歩き回ったときは特に。)
あと、自分は実は旅好きなのではないか、ということにも気づきました。本棚に「奥の細道」「土佐日記」と、読みかけの「更級日記」が置いてあるのも、実はそういうことなのかもしれません。(古文が苦手でも現代語訳を読むだけで結構楽しめますよ。)
リフレッシュも兼ねて、今後もどこか行くようにしようと思いました。

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特に危険な思いをすることも、体調を崩すこともなく、一週間楽しく過ごすことができてよかったです。
今後もイタリア語やイタリアの文化については、できるだけ触れるようにしたいです。特にQuoraという面白い質問サイトは今後も使いたい。

今回の旅行で得た経験を、今後の日々の生活に活かせたらいいなと思います。
長々と読んでいただきありがとうございました。

FIN

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Author:JDB Luigi
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